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”居心地の悪い”心

こんにちは!桜も満開です。春になるとウキウキしますね!

さてヨーガを始めて元気になったというお声をよく聞きます。

●パターン1
体調がよくなくて改善して元気になった

●パターン2
さらに元気でいれて、なんか新しいこと始めたくなった、始めた。


皆さんもいずれかを感じていたら、きっと以前よりも調子がよい!ということです。

不調は常に自分の活動を制限したり、活動に気持ちがついていかなかったり、思うようにできなかったり、自分にとって不本意な状態です。

『ヨーガ・スートラ』には「アンタラーヤ」というコンセプトがあります。ヨーガの道(ヨーガの修行)を妨げる要因です。


アンタラー(Antaraya)/心を覆うもの【PYS1-30】
1 ヴィヤーディ/病気
2スティヤーナ/無気力
3サンシャヤ/疑惑
4プラマーダ/注意散漫
5アーラスティヤ/疲労
6アヴィラティ/頑固
7ブラーンティ・ダルシャナ/歪んだ見解
8アラダブーミ・カットワ/努力しても進歩しない
9アナワスティタットヴァ/進歩してしても維持できない

1のみ身体的で、2〜9は心理的です。
ヨーガは心について語っているので、これらの心を覆うものとは、心を疲弊させ、心を不安定にさせる要因であると。


言われてみると、そうだなーと思えるところありますか?
常に自分では気づいていないけど、心がざわざわ、居心地の悪い感じ、落ち着いていられない、、、そんな時、私たちの心はいつも右往左往しています。この状態を”ヴルッティ”といいます。この心のヴルッティ(作用、動き、動作)を止めていくことがヨーガで達成できることであり、定義です。


『ヨーガ・スートラ』1章2節
ヨーガシュ チッタ ヴルッティ ニローダハ


心の不安定要素を除去し、心の安定、純化を目指し、瞑想により深い集中をすることで、普遍的な事実を観る力を養成していきます。
ストレスや疲労から開放されると、「まあ大したことなかったな」「感じ方が変わった」「嫌だったこともそうでもないかな?」「なんであんなに怒っていたのかな?」なんてありませんか?!

9つのアンタラーヤにより心が披露していたがゆえに、そう感じていたかもしれません。これは取り除かれれば、嫌だと感じること、好ましくないと感じていることへの、判断、行動が変わります。

最近はストレスという一言で、多くの症状、現象が表現されています。ストレスは発散して失くす方法は一時的です。またその時は良くても、のちに別の新しいストレスがやってくる可能性が高いです。ですが、感じ方を変えていく、自分の対処を変えていくことは、時間がかかりますけど、実はさらなるストレスを生みにくく、結果全体が良い連鎖へと変容していくようになります。少しづつの前進ですが、着実に自分を変容させていく手段としてヨーガ、ぜひじぶんのペースで続けていきましょうね!

 

 

 

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